note
この解説ではGitなどのコマンドがすでに使用できることを前提としています。
概要
ArchLinuxを入れてよし、いざゲームするぞー!と意気込んで
sudo pacman -S steam
をやろうとした人は少なからずいるはずです。しかし、ArchLinuxはデフォルトで32bitパッケージが無効化されている為、有効化した後にインストールしてもコアダンプが発生します。今回は32bitの有効化、コアダンプの修正を解説します。
32bitパッケージの有効化
さて、こんな辺境の地のblogを見てる時点で大体の方はご存知でしょうが、
一応解説をArchLinuxでは32bitパッケージがデフォルトでは無効になっています。
なので、最初にいきなり
sudo pacman -S steam
とコンソールに打ってもパッケージが見当たらないよ!と言われてしまいます。
ということで本題です。ArchLinuxでは無効になっているだけで、32bitは有効化できます。なので、手動で有効化する方法が以下の手順です。
/etc/pacman.conf に以下のような行が存在します。
#[multilib]
#Include = /etc/pacman.d/mirrorlist
見てわかるとおり、これらの行は#でコメントアウトされています。
そこで、そのコメントアウトを外しましょう
[multilib]
Include = /etc/pacman.d/mirrorlist
この様に先頭についていた#を外すことによりパッケージの有効化ができます。
しかしながら、このままだとパッケージリストが更新されていないため、以下のコマンドを実行して、パッケージリストを最新の状態にしましょう。
sudo pacman -Syy
Steamのインストール & パッケージのインストール
さて、ここまで来ればフィニッシュに近いです。
ではいよいよSteamをインストールしましょう。
sudo pacman -S steam
よし、インストールに成功した!ここで喜びに浸るのはまだ早いです。
大きな落とし穴として、ArchLinuxではSteamをインストールするだけだと、コアダンプを起こし、起動することができません。
そこで追加するのが32bitのnvidia driverです
sudo pacman -S lib32-nvidia-utils
さて、これで遂にSteamが起動できると思います。